おまとめローン

おまとめローン,債務整理,多重債務,審査
待った!「おまとめローン」という言葉に潜む甘いワナ

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!
複数業者からの借り入れをひとつにまとめることをおまとめローンと言います。
おまとめローンは高金利で少額ずつ借りている借金を低金利の借り入れ先に一本化しますので、毎月の利息負担が減り、返済総額が下がるという多重債務者にとって大変魅力的な商品です。

 

しかし、おまとめローンだから金利が下がるかと思いきや、実は全然得にならないケースも多々存在しますので商品選びには注意が必要です。

 

おまとめローンに潜む甘い罠!知っておくべき10か条

 

上記のような10か条は当然知って置かなければならない項目ですが、その前におまとめローンが本当にあなたの借金解決に役立つかシミュレーションしてみましょう。

おまとめローンと自分の経済状況シミュレート計算式
  1. 手取りでの世帯月収-生活費総合計
  2. 毎月の返済額
  3. 借り入れ総合計額

※できるだけ細かく計算することが精度を上げるコツです。

1で出た金額が借金返済に充てられる額ということになりますが、1と2がバランスをとれている状態であれば積極的におまとめローンで一本化する道を選びましょう。

 

完済までの道のりを短縮できる可能性大いにアリです!

2が1を上回ってしまっている場合、また3÷2が36回(3年)以上になってしまっている場合、残念ながら通常のおまとめローンではジリ貧になってしまう可能性が高いでしょう。

 

せっかくおまとめローンをしてもまた借り入れに走ってしまうリスクが高いと言わざるをえません。
債務整理の道を選ぶことをおすすめします。

 

おまとめローンが役に立つと出た方は、どんなおまとめローンが良いかを解説していきます。
やはり審査に通らばければ何も意味が無いので、審査に通りやすい消費者金融のおまとめ専用ローンと申し込み、審査時に役立つおまとめローンの審査基準を徹底解説していきます。

 

審査に通りやすいのは消費者金融のおまとめ専用ローン

 

審査に通りやすく、一本化で確実に借金を返していけるおまとめローンを探しているのなら消費者金融のおまとめローンがおすすめです。

 

通りやすいとはいっても、銀行よりも幾分通りやすいというだけであり、後述する審査基準をしっかり理解して審査に臨むのが大前提となります。

 

今すぐおまとめローンの審査基準を見に行く

 

総量規制の対象である消費者金融は年収の3分の1以上を貸し付けることは法律で禁じられていますが、おまとめローンに関しては「顧客に一方的に有利になる借り換え」として、消費者金融でも総量規制の例外として借り入れすることができるのです。

 

おまとめローンができる消費者金融一覧を見てみる

 

では消費者金融のおまとめローンがどのようなスペックか見ていきましょう。

消費者金融 限度額 金利 返済期間
アイフル おまとめMAX 500万円 12.0%〜15.0% 最長10年
アイフル 借り換えMAX 500万円 12.0%〜17.5% 最長10年
アコム 借り換え専用ローン 300万円 7.7%〜18.0% 最長13年7ヶ月
プロミス おまとめローン 300万円 6.3%〜17.8% 最長10年

こう見ると銀行カードローンの金利が一般的に3.0〜14.5%ですから金利の高さが浮き彫りになりますね。
なぜ金利の低い銀行カードローンではなく高い金利の消費者金融のおまとめをすすめるのか?
それにはちゃんと理由があるんです。

 

おまとめローンにも使える銀行カードローンは低金利でとても人気があるのですが、実は消費者金融のおまとめローンよりもデメリットが多いことを知っておきましょう。

 

消費者金融が一本化に最適な理由

理由@実は利息は銀行カードローンのほうがかかる場合がある。

銀行のカードローンは返済方式に残高スライドリボルビング払いという方法をとっています。
毎月決まった額を返済していくのですが、借入残高が減っていくと返済金額も小さくなっていき、ずるずると長期間の返済をする羽目になります。

 

楽天銀行で100万円を返済する例を見てみましょう。

 

借入先:楽天銀行 借入額:100万円 金利:9.6%

借入残高 月々返済額 利息額 返済回数
100万⇒50万円 15,000円 35万2千円 57回
50万⇒30万円 10,000円 9万7千円 30回
30万⇒10万円 5,000円 10万円 60回
10万円⇒完済 2,000円 2万8千円 65回
合計 157万7千円 57万7千円 212回

楽天銀行で100万円借りた場合、このような返済になり、回数にして212回、利息総額は57万7千円にもなってしまうのです。

 

それではアイフルのおまとめMAXで100万円返済するとどうなるのでしょうか?

 

借入先:アイフル 借入額:100万円 金利:15.0%

借入残高 月々返済額 利息額 返済回数
100万⇒50万円 15,000円 35万2千円 57回
50万⇒30万円 10,000円 9万7千円 30回

アイフルの場合、期間を設定しての毎月一定額返済になるため7年以下に設定すれば、楽天銀行で9.6%で借り入れをした場合よりも総返済額は低くなるのです。
※期間を10年にすると総返済額は楽天銀行を上回ります。

 

理由Aおまとめ専用ローンだから返済専用

消費者金融のおまとめローンはおまとめ専用のローン商品ですから、複数あるあなたの借金を消費者金融があなたの名前で振込み返済を行います。
ですから、融資されたお金があなたの手元に入るわけではなく、きちんと返済先に回されるということですね。

 

これは、返済に集中できるという意味でとても重要な仕組みです。

 

銀行カードローンは同じ額を融資してもらっても返済はしてくれませんし、その後あなたがきちんと返済を行ったかどうかも確認しません。
ですから、融資金を使い込んでしまい、新たに借金が膨れ上がってしまっただけというパターンが非常に多いのです。

 

消費者金融だとそういった事態が起こる心配もなく、借金の返済に集中していくことができます。

 

理由B今、銀行はさらに審査が厳しい


2017年以降、金融庁より銀行カードローンの過剰貸付に対して調査が入ったというニュースを覚えている方も多いでしょう。

 

総量規制対象外である銀行カードローンは年収の3分の1という枠に縛られることなく融資を行えたため、借りすぎてしまう人も多かったため、債務整理や自己破産する人が増加してしまったのです。

 

このような背景を受けて銀行は貸出の審査を今まで以上に厳しく定め、複数の債務を抱えた多重債務者が審査に通るのは厳しい時代になってしまったのです。

 

そういった時代の流れから、銀行よりも消費者金融がよりいっそう審査に通りやすくなりました。

 

このような理由により消費者金融のおまとめローンが多重債務者の方には最も一本化しやすいおまとめローンとなっているのです。

 

では、おまとめローンで一本化するとどの程度負担の軽減ができるかシミュレーションしてみましょう。

 

おまとめローンをした場合のシミュレーション

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おまとめローンとは複数抱えた債務をひとつにまとめることです。
複数から借りている状態だと1件あたりの金額が小さく金利も高くなってしまい、結果、月の返済総額が大きくなって毎月大きな負担となってしまうのです。

 

ですから、いくらおまとめに成功しても負担が軽減されなくてはあまり意味がありません。

 

きちんと一本化後の返済シミュレーションをしてメリットがあるかどうかを確認しましょう。

 

例えば下表のように3社の金融機関から合計100万円借りていて、金利が18%だったとします。

金融業者 借入金額 金利 月々返済額
A社 20万円 18.0% 13,000円
B社 30万円 18% 15,000円
C社 50万円 18% 26,000円
合計 100万円 18% 44,000円

これは、金融機関で合計100万円借りていた場合のシミュレーションです。
毎月44,000円の返済ってかなりきついですよね。

 

各業者ひとつひとつは少額の利用なので毎月の返済額も少なく負担も少ないのですが、3社で合計借入額が100万円と大きくなってしまうとそれぞれ高い金利での返済が首を絞めることになるのです。

 

借入額が大きくなると当然金利の負担も増大しますので、毎月の返済額が大きい割には元金が全然減らず、さらに借り入れを繰り返しては返済が長期化してしまうという魔の借金返済スパイラルに陥ってしまう人が後を絶たないのです。

 

これをアイフルののおまとめMAXローンで返済期間7年でおまとめしたとすると…
金融業者 借入金額 金利 月々返済額
アイフルおまとめMAX 100万円 15.0% 20,000円

なんとアイフルでおまとめできた場合、100万円で金利が15%と3%下げることができ、さらには毎月の返済金額は44,000円から20,000円まで減らすことになり、かかる負担も大幅に楽になることが分かりますね。

 

アイフルでおまとめローンすれば返済専用ローンとなりますから新たに借り入れすることもできずに、完済まで一直線です。

 

ただし、すでに借金を抱えた状態での融資は一般のカードローンよりも当然審査が厳しくなりますので、金融機関のおまとめローンの審査基準をしっかり理解して挑むようにしましょう。

 

おまとめローンの審査基準を理解する

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おまとめローンの審査とは言え、基本的には通常のカードローンの審査内容との違いはありません。
ただ、おまとめ目的の場合、借入金額が大きくなりがちですし、他社債務を抱えている状況ですから、何社から借りているのか?返済能力はあるのか?という部分に関しては厳しく見られてしまいます。

 

おまとめローンが多重債務のあなたにとってどれだけ優れたローン商品であっても、審査に通らなければ全くもって意味がないですよね。
おまとめローンの審査基準を知り、自分が通りそうか、そうでないかを判断し適切な借金解決方法を選ぶ必要があるのです。

審査基準その1〜他社債務状況〜

まずは、他サイトで言われているような4件以上は審査に通らないというのは正確な情報ではないので注意してください。
実際に銀行関係者に話を聞いたところ、審査に携わる人間は他社の件数はそれほど気にしていないそうです。

 

件数以上にどこからいくら借りているか?
おまとめして返済していけるか?
が重要なポイントとなるようです。

 

ですから、『俺は5件も借りてるからおまとめは無理だよな・・・』なんて思う必要はありません。
自分の年収と見比べて返せるか返せないかが重要なポイントなんです!

 

※ただし、借入先が少ないほうがいいのは当たり前のことと認識しておきましょう。

審査基準その2〜事故情報〜

過去に債務整理をしていたり、延滞事故(3ヶ月以上)を起こしている場合は、個人信用情報機関に事故情報が掲載されてしまいます。世間でよく言われるブラックリストとはこの信用情報に事故情報が掲載されていることを指します。

 

このような信用情報は基本的に5年〜10年は記録として残ってしまうのでここに載っている方はおまとめローンに申し込んでも徒労に終わる可能性が高いでしょう。

審査基準その3〜他社申込み状況〜

1ヶ月以内に3社以上申込みを続けてしまうと申し込みブラックという状況に陥ってしまいます。

 

ただの申込みであっても個人信用情報機関はきちんとあなたの申込情報を登録しています。
これを閲覧した金融機関はあなたのことを『相当お金に困っているんじゃないか?』と判断し審査に通りづらくなってしまうのです。

 

金融機関によってはネット申し込みの段階で信用情報のデータベースを照会し多重申込者はNGにしてしまうシステムを組んでいるところもあるのです。
この状況になってしまった場合は、申込情報の掲載期間が終了する6ヶ月は申し込みをすることができません。

審査基準その4〜収入〜

収入は安定していることが大前提になります。

 

ここで言う安定した収入とは、毎月継続した収入があるかどうかです。
公務員や正社員がいいのは当たり前ですが、アルバイトやパートでも安定した収入があれば、年収に見合った金額は融資の対象になるので安心してください。

 

ただし、勤続年数も併せて見られます!
いくら継続した月収があったとしても、入社半年など浅い社歴ではすぐに辞めてしまう可能性もあるので、勤続1年は審査通過の最低ラインとなるでしょう。

審査基準その5〜住環境〜

住環境・家族構成については単純です。
住環境は持ち家・親の持ち家・賃貸・公営住宅の順に評価されますが、直接審査に大きく響くということはありません。

 

家族構成に関しては、既婚者・両親と同居が審査にいい影響を与えますが単身住まいが悪いということもありません。
他の審査基準で評価が悪い時に参照される情報という程度に捉えておきましょう。

おまとめローンの審査基準をまとめると

まず大前提でブラックではないこと!これが重要になります。
信用情報に事故情報がなく、直近1ヶ月で多重申込を行っていないのであれば第一段階はクリアです。

 

第二段階として勤続年数1年以上で継続した収入が確保できているかどうか?
正社員ならば年収400万円以上あれば安心材料ですし、パート・アルバイトで年収200万円以下だと不安材料になります。

 

このような審査基準を踏まえつつ、自分が希望するおまとめ金額がちゃんと返済していける金額であるかどうかを考え申込みをしましょう。

 

もし、現実的に返済が厳しいようであれば、債務整理で借金を整理する手段も検討するべきでしょう。

債務整理について詳しくはこちら

 

おまとめローンで低金利に一本化するためのポイント

 

あなたにぴったりなおまとめローン業者一覧

ひとくちにおまとめローンと言ってもどこにでも申し込めばいいというものではありません。
自分にあったおまとめローンを選びできるだけ一発で審査通過できるようにしましょう。

 

消費者金融の下限金利は4%台が増え、融資限度額も500万円が主流です。
厳しい銀行の審査に通らなくても借入総額が500万円以下の方なら、銀行より柔軟に審査対応してくれる消費者金融会社の審査を受けるほうが借金解決への近道です。

 

冒頭にも書いたように金額や返済期間によっては銀行よりも利息額が抑えられることだってあるんです。

 

消費者金融のおまとめローンがおすすめな理由をもう一度見る

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

アイフルおまとめローン

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

・金利:12.0%〜15.0% (おまとめMAX)
・金利:12.0%〜17.5% (かりかえMAX)
・限度額:最大500万円
・他社債務:アイフルが代理返済

 

アイフルには二種類のおまとめ専用プランが用意されています。

 

かりかえMAXはアイフルが初めての方、おまとめMAXはすでにアイフルを利用したことがある方専用となっています。アイフル利用経験がある方はお得におまとめができるということです。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

 

※リンク先はフリーキャッシングの申込ページです。申込み後の電話にて『借り換え専用ローン希望』と必ず伝えること!

 

アコムおまとめローン

・金利:7.7%〜18.0% (実質年率)
・限度額:最大300万円
・他社債務:アコムが代理返済

 

CMでもお馴染みのアコムですが、借換え専用ローンも行っています。アコムがあなたに代わって返済するので、余計な手間が掛かりません。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

 

※リンク先はフリーキャッシングの申込ページです。申込み後の電話にて『借り換え専用ローン希望』と必ず伝えること!

 

プロミスおまとめローン

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

・金利:6.3%〜17.8% (実質年率)
・限度額:最大300万円
・他社債務:プロミスが代理返済

 

消費者金融の中でもおまとめローンに積極的なのがプロミスになります。プロミスのおまとめローンはあなたの他社債務をプロミスが代わりに返済しますので、確実なおまとめローンが可能です。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

 

※リンク先はフリーキャッシングの申込ページです。申込み後の電話にて『借り換え専用ローン希望』と必ず伝えること!

 

やっぱり銀行カードローンで低金利にまとめたいという方はこちら

 

おまとめローンは低金利?一本化することで金利や返済額が下がるかしっかり確認!


「おまとめローンには、メリットがいっぱい!」は本当か?
おまとめローンは、いくつもの異なる業者からの借金を一つにまとめることで、多重債務者の生活を経済的にも精神的にも楽にしてくれる大変ありがたいローン商品です。

 

このローンは、もともと多重債務者の借金負担を軽減する目的で作られたものですので、商品の内容も債務者に有利になるような条件で完済しやすいようにと考えられています。

 

例えば、「金利が低くなり、返済総額が減る!」「月々の返済が、楽になる!」「総量規制外での取引が可能で、収入を心配する必要がない!」「とにかく借金の管理が楽で、精神的な負担が減った!」「債務整理のようにその後の人生に大きく響かないから安心!」など、借り換え経験者の声に大きな期待を寄せて、「それなら、自分も!」とおまとめローン商品をお探しの方もいらっしゃるでしょう。

 

多重債務者の救済を目的としたローンですので、上に挙げたようなたくさんのメリットが、おまとめローンにあるのは事実です。

 

しかし、おまとめ先の金融機関の選択やその利用の仕方によっては、それらのメリットが、「逆に借金が増えた!」「以前より金利が高くなった!」など、すべてデメリットに変わってしまうことがあるのも事実です。

 

ですから、準備の段階では、特に慎重に、候補として挙げたおまとめ先を比較し、「本当に低金利になるのか?」「一本化することで返済額が下がるのか」などシミュレーションを活用して納得いくまで検討することが重要になるのです。

 

とても面倒なことのように思えますが、明るい未来の扉が開くかどうかは、ここでの頑張りに懸かっていると言っても過言ではありませんので、時間が許す限り、納得いくまで、ねばりましょう。

 

以下では、おまとめ先選択で注意したい点や損をしないためのシミュレーションのポイントについても説明しますので、参考にしてみてください。

 

そして、同時に、おまとめローンの誤った利用方法やデメリット、リスクはどのようなものなのかを十分に理解しておくことです。
それらを知ることによって、事前にリスクを回避することもできますので、まずは、おまとめローンの大きな期待の裏側に潜む罠について、チェックしていきましょう。

 

デメリットを知っておまとめを成功させる!おまとめローンの甘い罠!?10パターン

おまとめローンには、多重債務者を救ってくれる工夫がたくさん込められ、上手に利用することで、現在の借金生活をより良い方向に改善してくれる債務者の強い味方なのですが、自分に合わない商品を選択し、使い方を誤ると、とんでもない事態に発展してしまう可能性があります。

 

そして、誤った利用をしてしまう方たちが、再び多重債務者に逆戻りし、負のスパイラルに落ち込んでいくパターンは、実は、非常に似通っているのです。

 

ここでは、多重債務者の方たちが、陥りがちなおまとめローンの罠とそのパターンについて
まとめていきます。

 

ご自分が、これから挙げるパターンと同様の罠にかからないよう事前に確認し、おまとめローンをご利用になる際の参考にしていただけたらと思います。

 

ご利用前に、おまとめローンのリスクについて理解しておくことで、正しくおまとめローンを利用することができるようにしておきましょう。

 

おまとめローンに潜むリスク

完済できた!と勘違いの罠

おまとめローンは、「どこに申し込みをするか?」「どの金融機関と契約をするとお得か?」など、自分にとってベストな借入先を見つけ、契約に漕ぎ着けるまでに、大変な労力がかかるものです。

 

しかも、少しでも有利な条件をとなると、さまざまなサイトを比較し、借入希望先に質問をし、さまざまな返済パターンでシミュレーションを繰り返すなど、時間も手間もかかるでしょう。

 

しかし、逆に言えば、そこにエネルギーを注いでおけば、基本的に後は返済をしていくだけですので、おまとめ先の選択時は、一点集中で挑みたいところです。

 

ただ、このように契約までにかける労力が大きく、より良い条件でまとめたいということになると細部にわたって神経を使う作業をするために、いざ審査に通過して契約をスタートさせることができるという段階になって、燃え尽きてしまう、あるいはホッとして気が抜けてしまうという方も多いのです。

 

パターン1の罠の恐いところは、おまとめローンに契約することができたという安心と達成感から「借金問題を解決した!」と勘違いしてしまうことです。
契約が成立すると、複数の業者の借金を完済させることができますので、気持ちもスッキリ上向きになるのはわかりますが、借金自体が消えてなくなる訳ではありません。

 

結論から申し上げれば、「おまとめローン契約成立=借金問題解決」ではないということです。
おまとめローンにいくらたくさんのメリットがあろうとも、全ての借金を握りつぶして消してくれるような万能さまでは兼ね備えてはいません。

 

あくまで、「おまとめローン契約成立=新たな借金返済スタート」です。

 

複数社への返済が無くなったとはいえ、おまとめのために契約をした1社への返済は残っています。
これで全ての借金問題から解放されるなどと浮かれては、早計に失することになりますので、契約後は早めに気持ちを切り替えて、完済のみを考えるようにしましょう。

ちょっとくらい!おまとめ資金を利用して多重債務再び!?の罠

こちらは、契約後の最悪のパターンです。
それは、おまとめローンの審査に通り、お金が手元に入ったことに安心して、「ちょっとくらいなら他のことに使っても大丈夫でしょう」と、借りたお金を返済に回さずに別なことに使ってしまうことです。

 

特にこのパターンに陥りやすいのが、銀行のカードローンでおまとめをした場合です。

 

消費者金融のおまとめ専用ローンの場合、そのほとんどが、借りたお金は自分の手元には入ってこないシステムになっています。
なぜならば、完済の手続きをとるのは、債務者ではなく、おまとめローン契約先の消費者金融だからです。

 

つまり、おまとめローンで契約したお金は、債務者を介さず、契約を交わした消費者金融から利用者が借金をしている業者に直接振り込まれるため、債務者は現金を手にすることがないのです。

 

ですから、債務者が、借金返済ではなく他のことにお金を利用したいと思っても、実際には現金を手にすることはないので、完済以外の利用ができないようになっているのです。

 

しかし、多くの銀行の場合には、この他社完済までの仕組みが違っています。

 

まず、契約時に決められた金額は、債務者の口座に振り込まれます。
そして、そのお金を利用して、債務者自身が、借金をしている複数の金融機関に完済の手続きをすることになっています。
ですから、契約から複数社への完済手続きまでの一定期間、一旦、債務者の手元には、多くの現金があるという状態になるのです。

 

このパターン2の恐いところは、「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」という自分の気持ちの甘さによって、再び多重債務者に戻ってしまい、その先、自力では抜け出すことができなくなってしまうことです。

 

多重債務者となった理由は、個人によって違いはありますが、借金癖が付いていないとは言い切れません。
ですから、多額のお金を手にすることができたことで、気持ちが大きくなり、1万円くらいならどうにかなるだろうなどと甘い気持ちで、返済のためのお金に手を出すようなことは決してしてはいけないことです。

 

「次のお給料日になれば、1万円は埋め合わせできる」と使ってしまった後で、完済すべき金融機関への返済日に間に合わなかったとしたら、どうなるのでしょうか。
家計に余剰がない限り、どこからか借りて返済しようとはしないでしょうか。
そのようにして、返済に足りない分を借入していたら、またすぐに、おまとめ前と同じ状態に戻ってしまうのです。

 

そしてまた、一般の銀行カードローンでおまとめをしたとしても、利用目的が借り換えやおまとめの場合には、返済中の他社借入を禁止している金融機関もあります。
その場合、他社借入がバレてしまうと、罰則として、契約解消や全額返金などが求められることになるのです。

 

このように、他社借入が、バレるバレないに関わらず、おまとめローン目的で借入したお金を別のことに利用してしまうことは、自分の首を絞めることになります。

 

厳しいようではありますが、これを逃せば後はない!という強い気持ちで契約をしければ、おまとめローンの成功はないと心して利用することです。

おまとめしたのに借金が増え!?「おまとめローン=低金利」思い込みの罠

全てのおまとめローンが低金利なわけではない!?

おまとめローンについて調べ始めると、あまりにメリットが多く、どの資料を見ても「低金利」だと書かれているために、「おまとめローン=低金利」だと思い込んでしまう人がいます。

 

「おまとめローン=低金利」は、おまとめローンの最大のメリットで、ある意味では当たっていますが、全ての利用者にとって該当するかといえばそうではありませんので、どの金融機関でも、どの商品を利用しても、「おまとめローン」であれば、金利が低くなるという考え方は、まず、改めた方がいいでしょう。

 

「おまとめローン=低金利」という思い込みをしたまま、どのおまとめローンでもいいからとそれぞれの金融機関が持つ金利の仕組みや自分に合った返済方法などを考えることなく、ただ早く手続きをしたいという焦りから、契約をしてしまうと、後で、やはり「自分に合った商品ではなかった」「おまとめ前より金利が高くなってしまっている!」など、痛い目に合うことも考えられますので注意しなければなりません。

 

具体的には、

  • A社 金利16.0%で40万円
  • B社 金利17.0%で30万円
  • C社 金利17.5%で90万円

合計90万円の借金があった場合、例えば、金利18%が適用になるおまとめローンに契約をしても金利が高くなるばかりか、返済総額も上がってしまうということです。

 

とは言え、「おまとめローン」と銘打っている商品は、同社の一般のカードローンやキャッシングと比較すると、多くの場合、金利は低くなっていると言えるでしょう。

 

ただし、上記の例のように、おまとめ前にそれぞれの金融機関とおまとめ先の金利とを比較しなければ、安易におまとめローンだから金利が低いということは言えなくなってしまいます。

注意すべきポイント!金利は限度額によって変わる!

さらに、金利比較には、限度額との関係を抜きに考えることはできません。

 

おまとめローン先を探す時の、各金融機関の金利の比較の方法やシミュレーションで気を付けたい点などについては、以下、「2.おまとめで損をしないために!事前シミュレーションのポイントとは?」で詳しく説明したいと思いますので、ここでは簡単に、金利と限度額を見ながら、金利を比較する時のポイントだけを見ていきたいと思います。

 

まず、「おまとめローンをすると、金利が低くなる!」その理由は、おまとめという商品に限定された優遇に加え、複数の借金を1社にまとめることで、1社から借り入れする金額が大きくなることにあります。

 

例えば、A社50万円、B社50万円、C社50万円の3社の借金をD社でまとめると、借入額は150万円になります。

 

そして、金利と借入金額には「借入金額が大きいほど、金利が低くなる」という法則があるため、借入額が大きくなれば、当然のことながら金利はその分下がるということになっているのです。

 

限度額と金利の関係を分かりやすくするために、ここでは楽天銀行スーパーローンを例に挙げて見ていきます。
楽天銀行スーパーローンでは、以下のように限度額の範囲によって設定される金利が変化していきます。

  • 限度額800万円の時、金利1.9%-4.5%
  • 限度額600万円以上800万円未満の時、金利 3.0%-7.8%
  • 限度額500万円以上600万円未満の時、金利 4.5%-7.8%
  • 限度額350万円以上500万円未満の時、金利 4.9%-8.9%
  • 限度額300万円以上350万円未満の時、金利 4.9%-12.5%
  • 限度額200万円以上300万円未満の時、金利 6.9%-14.5%
  • 限度額100万円以上200万円未満の時、金利 9.6%-14.5%
  • 限度額10万円以上100万円未満の時、金利 14.5%

このように限度額によって金利が変化していくのは、楽天銀行に限定されているものではありません。
金融機関によって、限度額に対する金利の設定はそれぞれ違うものの、どの金融機関でも限度額が大きければ、金利が低くなり、限度額が少なければ、金利が高くなるというシステムは同じです。

 

ですから、金利を比較する場合は、単純に「年利〇%-〇%」と広告に大きく書かれた金利だけを見るのではなく、各金融機関それぞれの限度額による金利の変化と自分が利用したい金額を併せて考えていく必要があるのです。

 

また、銀行でのおまとめローンの場合、このような限度額による金利の対応表が掲載されていることが多いのですが、消費者金融の場合には、掲載されていないのがほとんどですので、その場合は、以下、利息制限法による上限金利の設定を目安にするといいでしょう。

  • 貸付金額10万円未満、年利20%まで。
  • 貸付金額10-100万円未満、年利18%まで。
  • 貸付金額100万円以上で、年利15%まで。

このように、消費者金融の場合、例えば、限度額が100万円以上であれば、金利が15%以上になることはないと定められていますので、自分が借りたい金額に上記の金利を対応させて計算するといいでしょう。

 

そして、銀行は、上記、楽天銀行の例のように限度額による対応金利表が掲載されていることが多いものの、個人の金融取引における金利の最終決定については、審査によって決定されるものですので、銀行、消費者金融に関わらず、提示されている上限金利、あるいは利息制限法の設定を目安に総返済額がどのくらいになるのかを見ておくというのも一つの方法です。

 

利用限度額の掲示に注目すべし!安易な比較は要注意!

さらに、どの金融機関のおまとめローンを利用するか比較する場合、各金融機関の限度額は、一定ではないということを把握しておかなくてはなりません。

 

そして、このことをよく理解せずに、広告に提示された金利を見ただけで借入先を決定してしまうと、大きな損失となることもありますので、きちんとチェックしたいところです。

 

以上のことを具体的に見ていくために、以下には、大手消費者金融3社の一般のキャッシング商品の金利と「おまとめ専用」の金利と限度額。
そして、使い勝手の良さで人気のインターネット専業銀行の「楽天銀行」と「イオン銀行」についても金利、限度額それぞれを提示しています。

  • アイフル 初心者用「かりかえMAX」 金利12.0%-17.5% 限度額500万円
  • アイフル 経験者用「おまとめMAX」 金利12.0%-15.0% 限度額500万円
  • プロミス おまとめローン 金利6.3%-17.8% 限度額300万円
  • アコム 借換え専用ローン 金利7.7%-18.0% 限度額300万円
  • 楽天銀行スーパーローン 金利1.9%-14.5% 限度額800万円

ご覧いただければ分かる通り、上記の比較では限度額が各社バラバラです。
そして、上でも説明したように、金利は限度額によって変わってきます。

 

ですから、限度額を考えず、各社の広告に目立つように掲載されている金利だけを比較して、金融機関を決定してしまうと、自分が予想していた結果と違う結果になってしまうことが多いので注意する必要があります。

 

例えば、プロミスは、限度額が300万円の時に金利が6.3%、楽天銀行スーパーローン限度額が800万円で1.9%と限度額が同額ではありません。

 

ただ、一見すると、楽天銀行の下限金利は、1.9%ですので、大変お得に感じる方も多いと思います。

 

しかし、これはあくまで限度額が800万円の時に適用となる金利で、プロミスと同様の限度額300万円の場合を見てみると、金利も1.9%以上に上がることになります。

 

ちなみに、楽天銀行スーパーローンで限度額300万円を利用した時の金利は、4.9%-12.5%ですので、審査によって上限金利が適用された場合、プロミスの6.3%の方がお得になるという可能性もあるのです。

 

このように、各金融機関の限度額の違いや自分の借入額を計算せずに、提示された金利だけに飛びついてしまうと、「金利が大幅に上がってしまった!」など、損をしてしまうことになります。

 

ですから、各社に用意されたシミュレーションを利用して、事前に自分が利用したい限度額で、各社同様の借入金額から比較をしなければ、どちらが得かということは言えないのです。

 

ここでのパターンのように「おまとめしたのに借金が増えた!」という罠に陥らないためにも、まずは、おまとめローン商品を選べば、どれでも低金利だから安心と思い込まずに、自分の借金の状況と条件にあわせてシミュレーションを行い、自分の目できちんと確認していくことが重要だということを忘れないようにしましょう。

時間をかけて申込書を書いたのに!門前払いの罠

いくら時間をかけて、金利の比較をしても、申込書を準備したとしても、その申込書さえ受け付けてもらえないことがあります。
それは、それぞれの金融機関が提示している申込資格に自分の条件があっていなかった場合です。

 

残念ではありますが、この申込資格に自分の条件があっていない場合には、申し込みをしても受付してもらうことはできませんので、注意が必要です。

 

このパターンに多いのは、年齢の上限を過ぎている、年収が少なすぎた、専業主婦で収入がないといった方たちです。

 

おまとめローンは、総量規制外で、消費者金融であっても年収の3分の1という規定を気にすることなく申し込みができることになっているのですが、ローン商品の説明書にある申込資格をよく読んでみると、「年収200万円以上の方」「正社員、契約社員の方」「継続的で安定した収入のある方」などの規定が設けられていることがあります。

 

一方で、「学生や主婦、アルバイトやパートでも安定した収入があればお申込できます」「専業主婦の方でもお申し込みは可能です」などと申し込みに不利と思われる立場の方たちに対して追記がなされていることもあります。

 

このように、ローンへの申し込みをする際には、事前に自分の立場や条件が申込先の基準を満たしているのかをきちんと確認することが必要になります。
それを行わなければ、いくらお得に借り換えができる金融機関を探しても、金利を比較し、何度も計算を重ねたとしても労力と時間の無駄遣いに終わってしまいますので、注意したいところです。

救済目的のおまとめローンだから審査が甘いでしょう?は大間違いの罠

冒頭でも述べたように、おまとめローンは、多重債務者の救済を目的としたローン商品です。
おまとめローンについて書かれたサイトやその説明を見ていると、その大半が、おまとめローンが、借金に苦しむ人たちを救う魔法の杖のように表現されています。
確かに見方によっては、そのような向きがないとは言い切れないのですが、多重債務者のすべてにそのことが当てはまるかといえば、それは間違いです。

 

特に、おまとめローンは多重債務者の救済目的で設けられた商品なのだから、誰でも助けてもらえるのだろうと、申し込みの時点から甘く見て油断をしていると痛い目に合うことになりますので、注意しなければなりません。

 

そもそも、おまとめローンは、多額の、あるいは、いくつもの借金を背負った利用者を相手にしています。
そのローン商品を提供している金融機関では、「多重債務者」という大変リスクの高い利用者に大きな金額を貸すのです。

 

どのような経緯から、多重債務に陥ったのかは、個々によって理由は違っているでしょうが、「お金がないから、借りて」「またお金が足りないから借り」、借金が嵩んだという点では皆同じでしょう。

 

そのような方々に大切なお金を貸すのですから、例え救済目的とは言え、慈善事業ではないので、きちんと返済してくれる方に貸したいというのは当たり前のことです。

 

ですから、おまとめローンだからと言って、審査が甘いという認識は、誤っていると言わざるを得ません。
例を出すまでもありませんが、20万円のカードローン審査と100万円のおまとめローン審査では、後者の方が、その金額からも審査が厳しくなるのは当然です。
むしろ、おまとめローンの審査は、通常のカードローンやキャッシング商品の審査よりも厳しいと考えておいた方が妥当です。

 

申し込みの際に提出する書類についても、おまとめローンは、借入先の金融機関の利用証明や収入証明書など一般のカードローン審査よりも多く提出を求められることがあります。

 

通常のカードローンの場合、収入証明書は、希望する借入金額が「50万円を超える」もしくは、「希望借入額と他社での利用残高の合計が100万円を超える」場合に提出を求められることが多いのですが、おまとめローンの場合には、金額に関わらず、申し込みの段階から提出が必須になっています。

 

また、借入件数や現在ある借金の総額についても審査対象として厳しくチェックされることになります。

 

さらに、このおまとめローンが、決して簡単なローン商品でないことは、返済方法が限定されていることからも見て取ることができます。

 

通常のカードローンやキャッシングでは、店頭窓口での支払いや口座振替はもちろん、コンビニや最寄りの銀行などからのATM入金やインターネットバンキングを利用した振り込みなど、さまざまな返済方法が用意されています。
このように、返済方法の種類の多さは、利用者にとっても利便性が良く、各金融機関が利用者目線で力を入れているサービスの1つです。

 

しかし、おまとめローンの返済の場合は、利用者自身が自由に選択できるような返済方法の種類もサービスもないと考えておいた方がいいでしょう。
特におまとめ専用ローンの場合、返済は「口座振替のみ」となっていることが多いのです。

 

返済期日に必ず返済ができる方法として、口座振替が指定されているところを見ても、おまとめローンが、返済重視で「返済をきちんとしてくれるかどうか」を厳しく監督しているという姿勢が窺えます。

 

このように、おまとめローンだからと言って、審査が、どの利用者にも優しいということではありませんので、決して「救済」という言葉やイメージに甘えることなく、申し込みの際には、完済という明確な目的を持っているということが伝わるような対応を心がけるべきです。

おまとめローンなのになぜ?借金を全部まとめることができない!?の罠

「おまとめローン」というネーミングから、借金のすべてをまとめてもらえるだろうと考えて、申し込みをし、数件の借金をまとめることはできたものの、結果的には、複数機関への返済が、まだ続いているというパターンがあります。

 

「おまとめローン」を利用する際には、どの種類の借金までまとめることができるかを確認することも需要です。

 

おまとめローンを利用する方の中には、銀行や消費者金融からの借金ばかりでなく、クレジットカードでショッピングをしたものや携帯電話を分割で購入した際の借入金など、借りているお金は残らず一本化してしまいたいという方もいらっしゃいます。

 

「おまとめローン」なのだから、借金の種類など関係なくまとめてくれるのでしょう?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、おまとめと言っても、全ての借金がまとめられるとは限りませんので、注意が必要なのです。

 

例えば、商品説明の資金使途欄に「原則自由」と書かれていたとします。
この場合は、借金の種類に関係なく、全ての借金をカバーすることができるのですが、よく見ると、「事業性資金は除く」という一文が添えられていることがあります。
この場合は、事業に利用した借金は、まとめることができません。

 

また、同様に「貸金業者からの借入金のみ」、「同社からの借入金は対象外」「貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号に基づき借換えする場合」など、金融機関それぞれに貸付条件も変わってくるのです。

 

ですから、特に、全ての借金をまとめてしまいたいという方は、「せっかくおまとめをしたのに一本化できなかった」と、残念な結果にならないよう事前に商品の「利用条件」の項目をよく確認し、どの種類の借金までカバーできるかを確認した上で、利用するようにしましょう。

月々の生活がグンと楽になった!に浮かれて返済額増大の罠

確かに、上手におまとめローンを利用すると、月々の返済額も総返済額も減り、精神的にも経済的にも余裕ができます。
そのような結果を導き出すために、おまとめローンを利用するのですから、それについてはいいことなのですが、複数の借金返済という煩わしさから解放されたことに、あまりにも浮かれていると、大きな罠に陥る可能性がありますので気を付けましょう。

 

それは、月々の返済額が減り、生活が楽になったことから、質素だった生活を少しならと贅沢にしてみたり、完済を待たずにショッピングでお金を使ってしまったりと、少しずつ生活の質を上げることで、知らず知らずのうちに借金を作り、返済額を増やしてしまうという罠です。

 

この罠に陥りやすいのは、おまとめローンを契約し、返済が始まって、しばらくしてからのことです。

 

おまとめローンを契約した直後は、いくつもの借入先への返済から解放され、精神的に余裕ができるものの、「これを機に必ず返そう!」という気持ちも強いものです。

 

しかし、しばらくして、その精神的な余裕だけではなく、経済的にも若干余裕があるということに気付くと、「今度こそ完済するぞ!」という気持ちが薄れるのと同時に、もう節約にも疲れてくるのです。
モチベーションが下がる、この時期が、返済額を増やす危険の大きい時でもあります。

 

さらに、このパターンで注意しておきたい点が、おまとめローンを利用することによって完済済みとなったカードローンやキャッシングの利用枠についてです。

 

上で示したように、例え、おまとめ先の金融機関で、ローン契約中の他社借入について厳しく規制していたとしても、借金を全額返済した方のカードは、既に「完済済み」として実は、限度額いっぱい利用できるようになっているのです。

 

「おまとめ先の規制があるのだから、絶対に利用しない!」また、おまとめ中の新規借入について規制がなかったとしても「そんな甘い誘惑には絶対に乗らない!」という方も確かにいらっしゃるでしょう。

 

しかし、「絶対〇〇しない!」を守り通すことができる確率は100%あるのでしょうか?

 

「おまとめローンを絶対に成功させる!」「必ず完済したい!」という気持ちがあるのであれば、利用するか否かに関わらず、おまとめローンに契約をしたことによって、完済することができた他社のカードは、自分のためにも、即解約することをおすすめします。

 

おまとめローンで完済させるためには、甘い誘惑になりそうなものは、先に取り除いてしまうのも大切な作業です。

 

おまとめローンを利用したからとは言え、もともとの元金が減ったわけではありません。
一度おまとめローンを組んだら、そのことを忘れずに完済までしっかりと返済を続けていくことです。

「返済に疲れた…」途中離脱の罠

先に挙げたように、一瞬の気の緩みから、おまとめ前よりも借金を増やしてしまうというパターンでは、せっかくおまとめローンを契約することができたにもかかわらず、完済にたどり着けずに途中で解約せざるを得ない状態に陥ってしまう方もいます。

 

この途中離脱の罠のパターンとして、上記の理由の他に挙げられるのは、生活を楽にするために月々の返済額を大幅に下げ、返済期間を長く設定してしまったがために、途中で、モチベーションが保てなくなってしまうというケースや「早く完済するぞ!」という意気込んで、家計の整理もなしに月々の返済額をおまとめ前よりも多く設定し、結局は支払いがきつくなり払いきれなくなってしまうというケースです。

 

ですから、このような状態に陥らないためにも、おまとめ前には、必ず、自分の家計の整理、支出の管理と計算をきちんと行う必要があります。

 

おまとめローンの多くは、一度契約をしてしまうと、その後に、月々の返済金額を変更することはできません。
そのため、変更したい場合には、もう一度契約をし直す必要が出てきます。

 

しかし、実際問題、一度おまとめローンを組み、途中離脱した状態で、もう一度契約をし直すということができるか?といえば、それは不可能でしょう。
そうなれば、後は、闇金に走るか債務整理かという選択しか方法は、残されてはいないのです。

 

おまとめローンは、多重債務者にとっての最後の砦です。
途中離脱せざるを得ない状態で、例え闇金からお金を借り、おまとめ前と同じ状態に戻ることができたとしても、ただの時間稼ぎ、問題を先延ばしにしているとしか言えません。

 

しかも、しばらくすれば、おまとめ前よりも過酷な借金地獄が待っていると考えるべきでしょう。

 

以下でも詳しく述べますが、そのような状態に陥らないためにも、家計にあった返済ができるよう契約前には、必ず、自分が納得いくまで十分にシミュレーションをしてみることをおすすめします。

知らなかったでは済まされない、払い過ぎの罠

おまとめローン利用する方たちの中には、支払う必要のないお金を余分に返済してしまっている人がいます。
それが、過払い金です。

 

CMや新聞などで大きく取り上げられているため、最近では、ご存知ない方は少なくなってきていますが、知らずに払い過ぎてしまったのでは、損ですので、この機会に確認してみましょう。

 

ただし、完済し終えた借金については別として、この時点で、自分がおまとめをしようとしている借金に過払い金が発生していると分かっても、真っ先に過払い金請求に走らず、一度とどまってよくお考えになることです。

 

まず、おまとめローンを利用しようと考えている方が、把握しておかなければならないポイントは2点。
過払い金ができる期限とこの時点で過払い金請求をするとブラックリストに登録される可能性が高いという点です。

 

その2つのポイントを知った上で、2つのポイントに自分の条件が合わない、あるいは、余程返済で生活が成り立たないという状況でない限り、過払い金請求は、おまとめローン完済後にされることをおすすめします。

 

なぜななら、ポイントに挙げたように、過払い金請求は、本来、完済済みの借金に対して行うもので、返済途中での過払い金請求は、債務整理になってしまうからです。
これによって、個人信用情報に金融事故として登録されてしまうのです。

 

ただし、一旦、債務整理をしたことになり、ブラックリストに登録されたとしても、過払い金を請求したことによって、戻ってきたお金で、おまとめローンの完済ができるのであれば話は変わってきます。

 

過払い金請求中、そして、戻ってきたそのお金でおまとめローンへの完済を済ませるまでの一定期間は、ブラックリストに登録されることになりますが、完済後は、登録が消えることになっていますので、それができるのであれば、利用したいところです。

 

しかし、どのくらいの金額が戻ってくるのか、素人では判断が難しいのが、実際のところです。

 

しかも、過払い金では、お金が足りず完済できなかった場合、ブラックリスト登録とおまとめローン返済、それに加えて、債務整理をしたことによる負担を抱えることになりますのでリスクが高すぎる方法だと言えるでしょう。

 

さらに、専門家に相談し、細かに段取りや計算をしてもらうとなると、時間もコストもかさむというリスクも同時に発生することになります。

 

そして、その時に最も重要なポイントとなるのが、おまとめローンを完済させる時期です。
なぜならば、残念ながら過払い金請求ができる期間は決まっているからです。

 

過払い金の請求期限は、10年です。
その期間内に手続きが間に合わなければ、本来戻ってくるはずのお金は、全て消えてなくなってしまいます。
ですから、大変ではありますが、その期間内におまとめローンも完済させ、条件を整えた上で、過払い金の請求をするのがおすすめです。

 

どうしても期限に間に合わないという場合には、上に挙げたようなリスクを背負って手続きをすることになりますが、期限に間に合うという条件が整っているのであれば、できることならば、おまとめローン返済中は、返済に集中し、借金を完済した上で、法律事務所など専門家のいる機関に相談へ行き、過払い金の請求を行った方が、良いでしょう。

 

返済中に、返済以外のことを考えるのは、精神的にも、時間もお金も負担を抱えることになりますので、ひとつひとつ筋道を立ててクリアしていくという意味でも、そのような方法を選択されることをおすすめします。

 

過払い金があるのか、ないのかについては、誰が教えてくれるものでもありません。
自分の借金のことですので、支払い損にならないよう、きちんと確認をした上でおまとめローンの返済期間をお考えになるといいでしょう。

「ブラックでも大丈夫!?」無登録業者の甘い罠

カードローン、キャッシングはもちろん、クレジットカードや分割で購入した携帯端末料金の滞納など個人信用情報機関の通称ブラックリストと呼ばれるものに登録されている状態で、おまとめローンをお考えでしたら、まずは、一定期間、ブッラックリストから登録が消えるのを待ってから、申し込みをすることをおすすめします。

 

厳しいようですが、ブラックと呼ばれる状態で、ローン審査に通るのは、100%無理と言っても過言ではありません。

 

そうであるにもかかわらず、「ブラックでも大丈夫です」「他の業者で断られても我が社はお貸しできます」など、電話がかかってきた、ダイレクトメールが送られてきた、あるいは、広告がポストに投函されていたという場合、たとえ窮地に追い込まれた状態であったとしても絶対に話に乗ってはいけません。

 

それが、無登録業者や高金利業者など違法な金融業者の手口です。
多重債務者の弱みに付け込み、どこから手に入れた情報かはわかりませんが、素晴らしいタイミングで、楽にお金を借りることができるという甘い誘い、それは、罠です。

 

一度手を出せば、おまとめどころか、一生かけても支払うことのできない借金を背負うことになると覚悟しましょう。

 

多重債務者は、無登録業者にとってのターゲットです。
ヤミ金対策法やその他の法で、違法業者は厳しく取り締まりがなされていますが、それでもまだ、被害者が後を絶たないというのが現状です。

 

特に、おまとめローンを組みたいと考えていらっしゃる方に注意していただきたいのは、おまとめ先を探している時に、このような業者から声をかけられる確率が高くなりますので、安易に手を出したり、説明を聞こうと電話をしたりしないことです。

 

また、その業者が存在するのかなど、確認のために電話をかけてみるなどご法度です。
たとえ軽い気持ちであっても、電話をかければ、連絡先を控えられてしまい、カモになってしまいますので注意しなければなりません。

 

最大の防衛策は、自ら違法業者に歩み寄らないということです。

 

おまとめローン先を選択される時には、その業者が、正規登録をしている業者であるか、過去に詐欺被害にあったケースはないかなど、金融庁のホームページの被害の事例や「登録貸金業者情報検索サービス」を利用して、きちんと確認することです。

 

財務局長、また、都道府県知事の登録を受けている業者であれば、広告やホームページなどでも目立つ場所に登録番号が掲載されているはずです。

 

さらに、登録業者には、固定電話(フリーダイヤルを含む)を掲載することも義務付けられています。
この電話番号が、携帯電話の電話番号である場合にも注意しなければなりません。

 

ただし、他の業者の登録番号や業者名を不正に利用していることもありますので、その点も併せて確認するといいでしょう。

 

これから、「おまとめローンで完済を目指すぞ!」という時に、新たな問題を抱えないようにするためにも、自分の身は自分で守るという心構えも大切です。

おまとめで損をしないために!事前シミュレーションのポイントとは?

お得におまとめローンを活用するには?「金利・月々の返済額・返済期間・総返済額」のバランスがポイント!

実際には、例え総返済額が増えてしまっても、借金の返済先が1社になることで、精神的な負担が減り、生活が楽になるのは、確かです。

 

いくつもの借金で、常に返済金の準備に追われ、各社バラバラの返済額と返済日を管理するのは、とても大変なことですし、月々の返済額も減るのであれば、経済的にも助かります。

 

ですから、「最終的にいくら支払ったか?」ということをポイントに置くよりも、「現在の生活を楽にしたい!」という点に比重を置いて、おまとめローンを選択する方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、その場合、「総返済額」を見ると、結果的におまとめ前よりも多くなってしまう場合が多いということも覚えておかなければなりません。

 

一方で、月々の負担が増えても「総返済額」を減らすことが最重要ポイントだという方もいるはずです。
しかし、その場合、気を付けなければならないことは、上記でも取り上げたように途中でおまとめローンを断念してしまうことです。

 

いずれにしても、せっかく時間と労力を使って、借金の1本化に挑戦するのですから、総返済額でも金利でも、月々の返済額でも、できることなら損はしたくないというのが、利用者の本音でしょう。

 

では、おまとめ前の借金の状況と比較して、おまとめ後の方が、金利でも月々の返済額でも得をすることができて、尚且つ、総返済額の負担を軽くすることができるポイントはどこにあるのでしょうか?

 

それら全てにおいて、得をするためには、事前にシミュレーションを行う際に「金利、月々の返済額、返済期間、総返済額」の全体のバランスを考えなければなりません。

 

ここでは、どのようにそのバランスをとっていけば、おまとめローンのメリットを最大限に活用し、お得に利用することができるのか、いくつかのポイントをお教えします。

ここに注目!おまとめ事前シミュレーションの3つのポイント!

低金利だけに注目すると思わぬ落とし穴が!?

おまとめローンでは、「金利、月々の返済額、返済期間、総返済額」を総合的に見て、全体的にバランスが整った方法を選択するのが、精神的にも、尚且つ、経済的にも無理なく成功を収めることができるポイントです。

 

さらに、そのことを前提とした上で、おまとめ先を選択する際に必ず、条件として守らなければならないのが、現在の借入先よりも「低い金利」でまとめることができる金融機関を選ぶことです。

 

「現在の金利よりも低金利の借入先」であれば、例えそれが、1%でも2%でも総返済額で得をすることが可能になります。

 

裏を返せば、低金利の金融機関ばかりを躍起になって探す必要がないということです。
「いちばん金利が低くなるのはどこ?」と血眼になって低金利だけに注目して金融機関を探してしまうと、思わぬ落とし穴にあうことも考えられます。

 

本音を言えば、グンと金利が下がるのは理想的ではありますが、低い金利を提示している金融機関に限って、審査が厳しく利用する事さえ叶わなかったり、金利を下げるために限度額を上げて、結局、別のことに利用して借金が嵩んだということになっては元も子もありませんので、自分の条件やメリットについてもバランスを考えて、あまり欲張りすぎない方が良いようです。

 

要は、数パーセントであっても現在の金利よりも低い金融機関を探すことができたら、あとは、他のポイントでバランスをとることです。
そのようにバランスを考えれば十分に、上に記したような無理のないおまとめローンがお得に利用できるのです。

必見!得する基準!「加重平均金利」以下の金利でおまとめすること!
「加重平均金利」とは?

おまとめローンをお得に利用するための大前提として、低金利、そして、その他の条件のバランスが重要であることは、ポイント1で示した通りです。

 

では、現在の金利とおまとめ先の金利の比較は、どのようにするのか?
そこで、鍵となるのが「加重平均金利」というものです。

 

この「加重平均金利」の値よりも低い金利の金融機関を利用することができれば、得をすることができるという基準になる数字ですので、このポイントは、必ず押さえておきたいところです。

 

「加重平均金利」の計算方法

では、「加重平均金利」とは、どのようなもので、どのようにして計算をすればよいものなのでしょうか?

 

まず、「加重平均金利」とは、現在借金をしているそれぞれのローンの金利の平均です。

 

例えば、以下、A社、B社、C社の加重平均金利は、次のように割り出します。

 

A社、B社、C社、それぞれの「借入額、金利、3年間で返済する場合の月々の返済額」

  • A社:借入額30万円 金利18% (返済期間3年)月々の返済額1万0845円
  • B社:借入額40万円 金利17% (返済期間3年)月々の返済額1万4261円
  • C社:借入額80万円 金利16% (返済期間3年)月々の返済額2万8125円

A社、B社、C社3社の合計借入額は、150万円。
(返済期間3年の場合)月々の返済額の合計は、5万3,231円です。

 

まず、A社、B社、C社それぞれの「1年間の利息」を計算し、合計額を算出します。

  • A社:30万円×18%=(1年間の利息)5万4,000円
  • B社:40万円×17%=(1年間の利息)6万8,000円
  • C社:80万円×16%=(1年間の利息)12万8,000円

A社、B社、C社の年間利息額の合計は、25万円

 

次に、上記で算出した年間の利息額の合計をA社、B社、C社借入額の合計で割ります。
(利息合計額)25万円÷(借入合計額)150万円=16.7%

 

この16.7%が、加重平均金利です。

 

「加重平均金利」とおまとめローンの関係

上記の例から見ていくと、A社、B社、C社の「加重平均金利」は16.7%ですので、おまとめローンで得をするためには、16.7%より低い値の金利を提示してくれる金融機関を探さなかければならないということになります。

 

具体的に上記の例で計算をして比較をしてみることにしましょう。
A社、B社、C社3社の合計借入額150万円を上で算出した加重平均金利よりも低い15%で、おまとめしたとしましょう。

 

ちなみに、前の説明の通り、利息制限法による上限金利の設定は、貸付金額100万円以上で、年利15%までとなっていますので、借入額150万円ですと、もう少し金利も下がる可能性が出てきますが、消費者金融でおまとめする場合の一つの目安として、ご覧いただければと思います。

 

(上記3社の合計借入額)150万円×15%=22万5,000円
おまとめした場合の年間の利息額は、利息制限法に定められている15%の金利であっても22万5,000円となり、おまとめ前よりも、2万5,000円も得をするという計算になるのです。

 

これが、仮に10%の金利にまで下がったとすれば、年間の利息額は15万円にまで下がりますので、おまとめ前よりも、10万円もお得ということになるのです。

 

このように、おまとめローンのシミュレーションをする場合には、まず、加重平均金利を割り出し、それよりも低い金利を上限金利として設定している金融機関を探し、おまとめ先として、いくつか候補を挙げるといいでしょう。

返済期間は、現在の期間と同様の長さが良い?

加重平均金利以下の金融機関の中から、いくつか候補を挙げたら、次は、返済期間をポイントにしてシミュレーションをしてみましょう。

 

ここでは、上記の例に引き続き、借金総額150万円の場合で考えていきます。
これを上にも挙げたイオン銀行のイオンアシストプランの公式ホームページに掲げられている例、限度額150万円の場合の金利7.8%に倣い、シミュレーションをしていきます。

 

まず、ポイント2で挙げた「加重平均金利」の確認です。
A社、B社、C社の加重平均金利は、16.7%ですので、イオン銀行のイオンアシストプランでおまとめする場合、金利7.8%で、その点は、問題なくクリアしています。

 

そして、次に年間の利息額の合計を見てみましょう。

 

150万円×7.8%=11万7,000円
おまとめ前の利息額、A社、B社、C社の合計は25万円でしたので、イオン銀行のイオンアシストプランでおまとめをすると年間の利息額は11万7,000円となり、1年間で13万3,000円の差が出ることになります。

 

返済期間1年の場合
このように、1年間の利息額を比較してみると、やはりおまとめローンはお得であると感じることができるでしょう。

 

しかし、実際に返済していく場合には、返済期間と月々の返済額の問題は、生活をしていく上で最も重要なポイントになるはずです。

 

では、A社、B社、C社3社それぞれの借金を1年間で返済する場合の月々の返済額の合計とイオン銀行で同様の返済期間で完済する場合の月々の支払額を見てみます。

 

まず、A社、B社、C社3社の月々の返済額の合計を確認してみましょう。

  • A社:借入額30万円 金利18% (返済期間1年)月々の返済額2万7,503円
  • B社:借入額40万円 金利17% (返済期間1年)月々の返済額3万6,481円
  • C社:借入額80万円 金利16% (返済期間1年)月々の返済額7万2,584円

返済期間を1年間に設定した場合、月々の返済額は、13万6568円です。

 

一方、利息の計算から大変お得に感じたイオン銀行イオンアシストプランの場合はどうでしょう。
こちらも、返済期間を1年に設定すると、月々の返済額は、なんと13万343円です。

 

月々、6,000円以上の差額が出るとは言え、13万円以上もの支払いは、大変なものです。

 

一般的に借金を無理なく返済することができる金額は、月給が25万円であれば、返済可能額は5万円から6万2,500円という具合に、収入の20%から25%以下と言われています。

 

それに従えば、上記のように月々13万円以上の返済を抱えていても生活できる収入は、65万円以上ということになるのです。

 

65万円もの月収を得ている債務者がどれほどいるのでしょうか?
収入に見合わない借金も考えものですが、既にある借金の返済には、やはり、家計と返済費用のバランスが特に重要です。

 

月々の返済で無理をして、また、多重債務者に後戻りするようでは、メッリトがたくさんあるおまとめローンも水の泡になってしまいますので、月々の返済額の増やしすぎもよくありません。

 

ですから、上記で示した無理なく返済できる金額と月収の割合を目安に、自分の条件や生活レベルをよく考えた上で、返済計画を立てることをおすすめします。

 

おまとめ前と同様の返済期間3年の場合

ポイント2でもお話ししたように、この例の債務者は、返済期間3年間の設定でA社、B社、C社に返済をしていました。
その時の月々の返済額の合計は、5万3,231円です。

 

では、イオン銀行でおまとめした場合、返済期間を同様の3年に設定すると、どうでしょう。
こちらの場合、返済期間3年の設定で月々の支払額は4万6,866円になります。

 

このように、ポイント2の金利のポイントを抑えただけでも、おまとめ前と同様の返済期間で、月々の返済金額が大きく下がることがお分かりいただけるでしょう。

 

ちなみに、おまとめ前の総返済額である5万3,231円をおまとめローンでも同様に設定した場合、返済期間は、2年8カ月となり、月々4万6,866円を返済していく場合よりも4カ月早く完済できることになります。

 

ただ、毎月の返済負担が軽減されるのもおまとめローンの魅力の一つです。
毎月の生活が苦しく、月々の返済も楽になればと考えていた方は、おまとめローンで借り換えをし、金利が下がったことで、利息も月々の返済額についても、十分にメリットは得られています。

 

返済期間を5年間に延ばした場合

では、仮に、上記の例と同条件で、150万円の借金額 金利7.8%のおまとめローンで返済期間を5年間に延ばした場合はどうでしょうか?
月々の返済額は、3万271円と大幅に楽ができるようになるものの返済総額は181万6,243円と大きく増えることを忘れてはなりません。

 

ただし、おまとめ前のA社、B社、C社の3社への返済期間3年の場合の返済総額は、

  • A社:借入額30万円 金利18% (返済期間3年)返済総額39万431円
  • B社:借入額40万円 金利17% (返済期間3年)返済総額51万3,382円
  • C社:借入額80万円 金利16% (返済期間3年)返済総額101万2,506円

A社、B社、C社の返済総額の合計は191万6,319円。

 

これを見ると、5年に延ばしてもまだ、おまとめ前よりもお得なことが分かります。

 

しかし、おまとめローンを利用し、おまとめ前と同様に返済期間を3年間に設定しておく場合、月々の返済も楽になる上に、総返済額も168万7,163円と安く済むのです。

 

このように、おまとめローンのシミュレーションは「返済期間」にポイントを置くことです。

 

おまとめをしたことで下がった分の月々の返済金額は、大きな余剰があるという場合を除き、そのままにして、返済期間については、おまとめ前と同様の期間で設定されることをおすすめします。

 

そして、どうしても生活が成り立たないという場合を除いて、金利が下がり得をした分で月々の返済額を低くしたり、返済期間を長く設定することで、無駄にしないように、おまとめ前よりも、あまりに楽な道を選択するのは控えた方がいいでしょう。

 

また逆に、早く完済しようと頑張りすぎて、おまとめ前よりも月々の返済額を上げる、返済期間を短期間に設定するといった方向に走るのも危険です。

 

いずれにしても、「○○しすぎ」はよくありません。
楽をしすぎる、頑張りすぎるなど、過剰な傾きは「無理なくおまとめローンを組む」ためのバランスが崩れ、どこかに支障が出てきますので、注意が必要です。

低金利のおまとめローンもコレでは台無し!完済までのアドバイス!

おまとめローン契約中の借入はご法度!?

おまとめローンを契約し、完済までの道筋が見えたら、後は、毎月コツコツ返済することだけを考えるようにしましょう。

 

やっとの思いで、現在よりも低金利のおまとめローンに契約できたのですから、その努力を無駄にしないように心がけることです。

 

メリットが多く、多重債務者の救世主のように語られるおまとめローンですが、このローンも完済してやっと、「おまとめに成功した」と言えるものです。
ですから、途中で投げ出してしまったり、また多重債務者に逆戻りしたりしないよう、返済中、特に注意しておきたいことがあります。

 

それは、返済中の借入です。

 

おまとめローンの返済中に、「どうしてもお金を借りたい」という状況になってしまう方もいるでしょう。
しかし、ここで借りてしまっては、同じことの繰り返しです。

 

多重債務者に逆戻りしたくなければ、このポイントはしっかりと抑えておく必要があります。

 

上でも説明したように、完済済みのカードを利用するのもしないのも、あるいは、解約するのもしないのも、これらは、全て自己責任です。

 

せっかく探し当てたおまとめローンを無駄にするのですか?
おまとめ契約中の新規借入など規定違反で、罰則を受ければ、一括返済できるわけのない金額を請求されることになるのです。

 

その時、どうやって、お金を用意するのでしょう?
そのような事態になれば、おまとめ前よりももっと悲惨な状態になることは目に見えています。

返済中に借り入れをしないために!その方法とは?

ですから、絶対に、おまとめローン契約中に借り入れができないような状況をまず自分から作っておくことも一つの方法です。

 

まずは、おまとめローンを利用することによって完済することができたカードは、完済後すぐに解約手続きを取りましょう。

 

また、見落としがちですが、ショッピングのためのクレジットカードも解約してしまうのが一番です。
クレジットカードは、カード一枚をスッと提示すればお買い物ができてしまうために、その気軽さから、借金をしているという感覚が薄れてしまいます。
しかし、このカードも列記とした借金の1つです。

 

ですから、その気軽さから、また借金が増えてしまったということにならないよう、解約をし、それでも、現金を持ち歩かないので心配ということであれば、仕方がないのでデビットカードを利用するように切り替えるのも一つの方法です。

 

そして、さらに心配な方は、日本貸金業界の「貸付自粛制度」を利用することです。
この制度は、借金癖のある債務者が、金融機関から借入ができないように個人信用情報機関に登録するもので、本人だけでなく、親族でも手続きをすることができます。

 

この登録に、登録料等の費用は掛かりませんので、自分の気持ちの甘さが心配な方は、利用されることをおすすめします。

家計の余剰を利用して、さらにお得におまとめローンを利用する!

上記にも記した通り、おまとめローンの月々の返済額は、一度契約をしてしまうと原則として変更は難しいとされています。

 

ただ、返済中に、給料が上がった、副業収入が入るようになった、子供たちが自立したといった状況から、今ならもう少し多く返済できるのに、予定より早く完済できたかもしれないと思うこともあるでしょう。

 

そんな時に、是非利用したいのが、繰り上げ返済です。

 

繰り上げ返済とは、月々に決められた返済とは別に、おまとめをするために借り入れした金額の一部を返済する方法のことです。

 

この方法を利用することのメリットは、返済額の一部を次の支払日より前に返済していくことで元金が減り、それによって、返済期間が短縮、さらに、普通に完済していくよりも利息負担が軽くなる点にあります。

 

また、繰り上げ返済のポイントとして、月々の返済のように利息が付かないことも大きなメリットと言えるでしょう。

 

ですから、家計に大きく余剰が出た場合には、この方法を利用していくと大変お得に、そして、早くおまとめローンを完済することができますので、是非、利用されることをおすすめします。

おまとめローンを成功させるために・・・

おまとめ専用ローン商品について、追加で借入することができないこと、一般のカードローンやキャッシングのように、自由に何度も借り入れすることができないことをおまとめローンのデメリットの一つに挙げている方がよくいらっしゃいます。

 

しかし、自由にお金を借りることができないというおまとめローンのシステムは、果たして、多重債務に陥った人たちにとって本当にデメリットになるのでしょうか?

 

おまとめローンを利用しようとしている方たちは、その全てが、借金の返済に苦しんでいるという状況を抱えています。
そして、お金は、どのような経緯で、誰に借りたものであっても「借りた」という事実がある以上は、必ず相手に返さなければなりません。

 

そのような状況の中で、自由に借入できないことをデメリットとして取り上げること自体がそもそもの間違いです。

 

特におまとめ専用ローンは、借入後、複数社への返済は、利用者本人ではなく、おまとめ専用ローン商品を取り扱う業者によって、行われます。
これは、借金をそれ以上に増やされ、返済請求ができなくなったなど、貸し倒れを防ぎたいという企業側の経営上の考えも大きく反映されているのは確かです。

 

しかし、それよりも多重債務者がこれ以上借金を増やし、再びおまとめ前の状態に後戻りしないようにという配慮からのありがたいシステムであることを忘れてはいけません。

 

そして、おまとめローンの借入先を選択する段階から、契約中の追加借入や自由に借入できる企業を探し、それらを条件の一つとして金融機関を選ぶことは、決してしてはならないことです。

 

そのような甘えを片隅に残しながら、おまとめローンの返済をしていくことは、危険なことだと理解しておく必要があるでしょう。

 

「なぜ、いつから、複数の借金を抱えてしまったのでしょう?」
「どのようにして、多重債務者になったのですか?」

 

「このくらいの金額なら、すぐに返せる」
そう思って、借金に借金を重ねた人も少なくないはずです。

 

それでも、自分が甘えられる条件を残して借入先を選択するのであれば、次は、抜け出すことはできないと覚悟した方がよさそうです。

 

最後に、ここまで見てくると、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、おまとめローンのデメリット、陥りやすい罠は、全て自分次第で回避することができるのです。
おまとめローンをお考えの際には、上記の点に注意し、ひとつひとつ確認しながら、利用されることをおすすめします。
そのようにすることで、必ずデメリットを克服し、たくさんのメリットを最大限に活かすことができるようになるでしょう。

 

おまとめローン取り扱い業者一覧


ひとくちにおまとめローンと言ってもどこにでも申し込めばいいというものではありません。
自分にあった業者を選びできるだけ一発で審査通過できるようにしましょう。


消費者金融会社の下限金利は4%台が増え、融資限度額も500万円が主流です。
厳しい銀行の審査に通らなかったとしても借入総額が500万円以下の方なら、銀行より柔軟に審査対応してくれる消費者金融会社の審査を受けてみるという選択肢も残されています。

 

消費者金融会社といっても経営母体はメバガンクや大手銀行ですので、これを利用しない手はないですよね。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

アイフルおまとめローン

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

・金利:12.0%〜15.0% (おまとめMAX)
・金利:12.0%〜17.5% (かりかえMAX)
・限度額:最大500万円
・他社債務:アイフルが代理返済

 

アイフルには二種類のおまとめ専用プランが用意されています。

 

かりかえMAXはアイフルが初めての方、おまとめMAXはすでにアイフルを利用したことがある方専用となっています。アイフル利用経験がある方はお得におまとめができるということです。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

 

※リンク先はフリーキャッシングの申込ページです。申込み後の電話にて『借り換え専用ローン希望』と必ず伝えること!

 

プロミスおまとめローン

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

・金利:6.3%〜17.8% (実質年率)
・限度額:最大300万円
・他社債務:プロミスが代理返済

 

消費者金融の中でもおまとめローンに積極的なのがプロミスになります。プロミスのおまとめローンはあなたの他社債務をプロミスが代わりに返済しますので、確実なおまとめローンが可能です。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

 

※リンク先はフリーキャッシングの申込ページです。申込み後の電話にて『借り換え専用ローン希望』と必ず伝えること!

 

アコムおまとめローン

・金利:7.7%〜18.0% (実質年率)
・限度額:最大300万円
・他社債務:アコムが代理返済

 

CMでもお馴染みのアコムですが、借換え専用ローンも行っています。アコムがあなたに代わって返済するので、余計な手間が掛かりません。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

 

※リンク先はフリーキャッシングの申込ページです。申込み後の電話にて『借り換え専用ローン希望』と必ず伝えること!

 

 

おまとめローンに成功したその後に・・・

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!平成22年以前から消費者金融での借り入れがある方は、借り入れ利息を払いすぎている可能性があります。

 

払いすぎてしまった利息は過払い金請求で戻ってくる可能性があります。

 

ただし!

おまとめローンに成功し、完済できた借金に対して請求をするのが鉄則です!
返済中の借金に対する過払い金請求は債務整理としてブラックリストに載ってしまうので注意が必要です。

 

また、そのようなデメリットをうまくごまかしておまとめローン前に過払い金請求をさせようとする法律事務所にも注意をはらいましょう!

 

おまとめローンの審査に通らない場合は・・・

残念ながら、あなたには債務整理という手段しか残っていません。
債務整理をすることであなたの借金問題は確実に解決します。

 

  • 任意整理なら、利息が免除され、過払い金で元金も圧縮できます。
  • 個人再生なら、借金額を強制的に100万円に圧縮できます。
  • 自己破産なら、借金はなくなります。

 

このように、債務整理にも種類があり、解決方法も人それぞれになってきます。
もちろん、デメリットもあり、新たにローンを組んだり、クレジットカードを作ったりということが5年〜10年はできなくなってしまいます。

 

ただ、そんなデメリット以上に、借金問題解決に前向きになれるなら、債務整理をおすすめします。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

最後に

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!

誰にも迷惑をかけたくない、頑張って完済しよう!
そういう思いが強い真面目な人ほど、膨れ上がる借金のことを誰にも相談できず更に借金を重ねてしまうものなのです。

 

借金を返すために別のところから借金をして…ということを繰り返していても絶対に楽にはなりません。

 

複数の借り入れ先から借金をしている状態、いわゆる多重債務に陥ってしまうとどんどんと新規の借り入れ先をみつけるのも難しくなります。

 

消費者金融をはじめ金融会社ではあなたがどこでいくら借り入れているか、返済の状況はどうか、という情報がすべて共有されているのです。

 

こうなるともう貸してくれるところは闇金と呼ばれる違法金利業者しかなくなってしまいます。
闇金に手を出したら終わりです、破綻です。

 

闇金業者に骨の髄までしゃぶられる恐怖を思えば、債務整理でブラックに載るくらいのことはリスクでもなんでもありません。どうか正常な判断力で借金問題解決の道を選択してください。

 

おまとめローンと債務整理の境界線|審査に通らない多重債務者は基準を知って見極めろ!